能楽おもしろ講座
能楽は、大成されてから600年以上の歴史を持つ日本の伝統芸能です。重要無形文化財に指定され、またユネスコ無形文化財としても登録されています。しかし、現代の日常生活において、能楽に触れる機会はなかなかありません。日本人の中でも、難しそう、わからない、退屈・・・といったイメージを持たれている方が数多くいます。
そこで、こうした能楽のイメージを払拭して、能楽に親しもう!ということで、留学生たちと一緒に河村能舞台を訪れました。
能楽とは何なのか、河村先生を講師に迎え、能楽の面白さを紐解く時間の始まりです。
能面は、見る角度によって喜怒哀楽様々な表情に変化します。
実際に能面を近くで見ながら、能面の持つ表現力や魅力に触れました。
能装束を間近に目にして、日本の美と繊細さを味わいました。能は動く美術館だということを実感しました。
試着まで体験し、まるで貴族になった気分です。
和楽器太鼓の音色に触れ、和楽器の世界に親しみました。
檜舞台へ上がって能の歩き方などを教えていただきました。
能の台本である謡を一緒にうたってみました。うたう前に、まずは正しい座り方と挨拶を学んでスタート。意味がまったく分からなくても、声を出すことの気持ち良さ、日本語の持っているリズムや音の響きを体験しました。「能」は一種のミュージカルであることを実感しました。